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腹部大動脈閉塞により両下肢にさまざまな症状が起こる
Leriche(レリシュまたはルリッシュ)症候群は腎動脈以下腹部大動脈~総腸骨動脈の閉塞を特徴とする疾患です。
高安動脈炎、ベーチェット病、結核、梅毒などの血管炎が当初は原因とされていましたが、最近の報告では動脈硬化が圧倒的に多いとされます。
治療は外科的治療(血管内手術による血栓除去術・人工血管置換術・人工血管バイパス術)などが主です。
下肢のしびれや間欠性跛行をみたときには、必ず本症のような血管閉塞も疑い、(大腿以下の)動脈閉塞がないかを確認する必要があります。
過去には急性の対麻痺で発症した報告などもあります。