海綿静脈洞は顔面や眼の静脈が流入してくる構造物です。左右の静脈洞は正中で連絡しています。

内頚動脈と瘻孔ができると、眼静脈が潅流できなくなるため、眼の奥の痛み・眼の赤み(結膜浮腫)・眼瞼下垂などのさまざまな症状が起こります。

海綿静脈洞から最終的に内頚静脈に潅流します。

海綿静脈洞内には様々な眼を動かす神経や顔面の感覚にかかわる神経など重要な神経および血管が走行します。

三叉神経第3枝(下顎神経)は海綿静脈洞を通過せずに卵円孔へ向かいます。
視神経は視神経管を、顔面神経は内耳孔を通過します。

投稿者

古田 夏海

群馬県高崎市「ふるた内科脳神経内科クリニック」で脳神経内科・内科の診療を行っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です