顎の力を抜いて口を軽く開けてもらい、検者の左指を下顎に当てて押さえ、指の上をハンマーで軽く叩きます。咬筋(咀嚼筋)への伸展刺激で口を閉じる方向に咀嚼筋の収縮運動がみられれば、反射は亢進しています(=反射陽性)。正常では下顎反射が陽性となることはなく、この反射経路が求心路も遠心路も三叉神経であるため、下顎反射亢進は橋の三叉神経核より上位に障害があることを示します(反射中枢の橋より上の錐体路障害や仮性球麻痺を示唆する)

投稿者

古田 夏海

群馬県高崎市「ふるた内科脳神経内科クリニック」で脳神経内科・内科の診療を行っています。

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