目次
血小板機能と抗血小板薬
トロンボキサンA2(TXA2)は血小板凝集に伴って血小板より放出され、強力な血小板凝集作用と平滑筋収縮作用を有します。
トロンビンは血液凝固因子の1つですが、それ自身が強力な血小板活性化物質として働きます。
TXA2の様な血管作動性エイコサノイド(アラキドン酸骨格を持つ生理活性物質)の生成を惹起することで、凝固促進に加えて血小板活性化も促進します。
![](https://i0.wp.com/furuta-neurology.com/wp-content/uploads/2020/12/image-68.png?resize=1000%2C687&ssl=1)
抗凝固薬
プラスミンは線溶系に属するタンパク分解酵素であり、通常、前駆体であるプラスミノゲンの形で血漿に含まれ、プラスミノゲンアクチベーターによって活性化されます。
活性化したプラスミンは凝固したフィブリンを分解します。
![](https://i0.wp.com/furuta-neurology.com/wp-content/uploads/2020/12/image-69.png?resize=634%2C743&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/furuta-neurology.com/wp-content/uploads/2020/12/Xa.jpg?resize=1000%2C563&ssl=1)