目次

尿閉+喘息にベサコリンは禁忌

脊髄梗塞や多系統萎縮症などの自律神経障害による尿閉がみられる疾患ではコリン作動薬を投与することがあるかと思います。

機序としてはアセチルコリンが増えることで副交感神経を刺激し、排尿筋を収縮させ、排尿を促すのですが、このとき同時に気管支平滑筋も収縮してしまうため、気管支喘息が悪化してしまうことがあるためです。

抗コリン薬は気管支喘息の治療に使われます。

投稿者

古田 夏海

群馬県高崎市「ふるた内科脳神経内科クリニック」で脳神経内科・内科の診療を行っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です