目次

重心動揺検査(重心動揺計)=平衡機能検査

重心動揺検査は、 体平衡機能検査として体重心の動き、つまり足圧中心(Center of pressure : COP)が身体姿勢制御時に移動する状態を記録解析して評価する検査法です。

立位姿勢のCOPは、時間経過とともに位置が変化します(立位時には静止しているわけでは無く、絶えず姿勢を制御するために偏倚と立ち直りの小さい身体の揺れが生じます)。60秒間の記録を開眼・閉眼で行います

各種パラメータについて

移動距離や面積は大きさを表す指標で、揺れの状態を大きさで比較でき最も使われます。

総軌跡長/単位時間軌跡長(単位時間あたりの軌跡長)/外周面積などの指標が用いられます。

脊髄小脳変性症では、開眼時から(閉眼しなくても)動揺が強くみられます。

投稿者

古田 夏海

群馬県高崎市「ふるた内科脳神経内科クリニック」で脳神経内科・内科の診療を行っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です