血管炎/高安血管炎とは

血管炎は血管炎症候群・全身性血管炎とも呼称され 血管そのものに炎症を認める疾患の総称です。

血管炎のうち、サイズの大きい血管に炎症を認める大型血管炎には高安動脈炎と巨細胞性動脈炎が含まれます。巨細胞性動脈炎は高齢発症するのに対し、高安動脈炎は東洋人の若い女性に多くみられることが知られています。(患者の90%が女性で平均15-35歳に発症します。)

高安動脈炎は大動脈炎症候群あるいは脈なし病とも呼ばれます。

日本臨牀 77(3): 522-530, 2019より引用

症状

大動脈およびその主要分枝(腕頭動脈、頸動脈、鎖骨下動脈、腎動脈など)、冠動脈、肺動脈などに血管炎が起こることで、臨床的には全身性の炎症に伴う症状(微熱や倦怠感など)、狭窄あるいは閉塞した動脈の支配領域の虚血症状、さらに拡張病変による動脈瘤などを来します。病理学的に、これらの狭窄した血管に粥状硬化性変化を合併しやすいことが知られています。
頭蓋内動脈にこの病変が及ぶことは稀とされます。

日本臨牀 76(増刊号6): 107-111, 2018より引用
日本臨牀 76(増刊号6): 107-111, 2018より引用

検査所見

血液検査でCRP陽性がみられることがあります。
確定診断は大動脈の画像検査(狭窄所見)によります。

臨床神経学 56(3)2016より引用

治療

ステロイドや抗血小板剤が有用です。

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