酸素流量の「流量」とは

配管あるいは酸素ボンベから出る単位時間当たりの酸素量=酸素流量です。
一回換気量(一回の呼吸で肺に出入りするガスの量)を500ml 、吸気時間を 1 秒とすると1 秒間で 500ml 、1分では500ml/秒×60秒=30L/分となります。これを目安に「低流量」もしくは「高流量」と言われています。(酸素「濃度」とは異なるので注意)

低流量は100%酸素を流しているため(低流量のため同時に大量の空気(room air)も吸い込むので実際の吸入酸素濃度は低くなる)、呼吸回数が少ない人は予想以上の高濃度酸素を吸い込むことになり、CO2ナルコーシスが増悪することがあります。

高流量システムはあらかじめ酸素・空気を混合してから送り込みます(そのため高流量になります)。酸素濃度が一定になるので高CO2血症の患者さんなどに有用です。

酸素投与器具

酸素マスクや鼻カニュラは「低流量システム」、ベンチュリーマスクやベンチュリーネブライザー(ネブライザー(加湿)付酸素吸入器=インスピロン)は「高流量システム」に分類されます。

ジェットネブライザー(インスピロン®)とは

経鼻カテーテルで酸素投与量が6L/minを超えると鼻粘膜が乾燥し不快感を感じると言われます。

インスピロンは加湿効果があり、吸気と呼気のラインが同軸になった回路(ベンチュリーマスクと同じ)です。

上記で述べたように、酸素濃度設定(FiO2 24-60%)が可能です。

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投稿者

古田 夏海

群馬県内の総合病院で脳神経内科医として勤務しています。

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