頭痛の分類 どんな頭痛があるのか

現在における国際頭痛学会の頭痛分類と診断基準である国際頭痛分類第3版(ICHD-Ⅲ)では、第一部「一次性頭痛」第二部「二次性頭痛」第三部「頭部神経痛、中枢性・一次性顔面痛およびその他の頭痛」の3部から成る基本骨子になっています。
(すべての頭痛は1~14の頭痛グループに分類され、それぞれのグループでは「タイプ(1桁)」「サブタイプ(2桁)」「サブフォーム(3-4桁)」と細分されていく階層的な分類体系が採用されており、それぞれの頭痛は1-4桁のコードによって表現されています。)

(例)「1.2.1 典型的前兆を伴う片頭痛」

一次性頭痛は「慢性頭痛」とも言われ、頭痛自体が疾患となり、①片頭痛緊張型頭痛三叉神経・自律神経性頭痛群発頭痛)④その他の一次性頭痛疾患に分類されています。

一次性頭痛は自然経過で改善するのが基本です。すなわち機能的なものです。しかし近年、こうした頭痛も繰り返すと器質的な変化をきたすと言われていており、きちんと治療することが大事です。

二次性頭痛とは、脳腫瘍やくも膜下出血、髄膜炎などのはっきりとした原因のある頭痛のことです。原則放っておけません。

国際頭痛分類3版で「その他の一次性頭痛疾患」に新たに加わった頭痛

頭蓋外からの圧力による頭痛(External-pressure headache)

ヘッドバンドやヘルメットなどの外的圧迫による頭痛が新たにその他の一次性頭痛疾患に分類されました。

貨幣状頭痛(Nummular headache)

頭の一部分にコイン状に痛みが続く頭痛が新たにその他の一次性頭痛疾患に分類されました。

頭痛ダイアリー

慢性頭痛の患者さんが頭痛の性状を記録する手帳です。記録することで頭痛の性状を正しく把握することができ、医師との情報共有にも役立ちます。

レジデントノート 21(12): 2166-2172, 2019より引用

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投稿者

古田 夏海

群馬県内の総合病院で脳神経内科医として勤務しています。

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