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ATN分類とは
臨床症状の有無とは独立したバイオマーカーによるアルツハイマー病の分類です。
アルツハイマー病の診断根拠となる病理学的変化の存在がバイオマーカー検査で可能となっています。
アルツハイマー協会による改訂診断基準2024でもアルツハイマー病の診断はバイオマーカー重視になっています。
老人斑の存在はアミロイドPETでの陽性所見もしくは脳脊髄液Aβ42の低値で、 神経原線維変化の存在はタウPETでの陽性所見もしくは脳脊髄液リン酸化タウ高値で診断するのが従来の診断基準でしたが、拡張するかたちで神経変性の存在を脳脊髄液総タウの高値もしくはFDG-PETでの代謝低下、脳MRIでの萎縮で表現するのがATN分類です。


さまざまな画像検査がある
分子イメージング:原因がわかる
アミロイドPETが代表です
脳機能検査:脳のはたらきを評価
SPECT→脳血流を評価して鑑別に役立ちます
DATーSCAN・MIBGシンチは鑑別に有用です
形態変化はMRIで評価します